煽られる側にも問題ある?知らない間に他人をイライラさせてしまう運転してませんか?
よく煽られるドライバー必見!あなたが煽られた理由、「あおり運転」の対処法をプロドライバーが解説します。
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あおり運転には必ず理由があった
なぜか運転していると煽られることが多い。私はルール通り運転しているので問題ないはずなのに。大前提として「あおり運転」は許されない行為ですが、なぜ煽られたのか?を知らないままだと、必ずまた煽られます。理由はシンプルで煽った側には必ず「煽った理由」があるからです。
普通の運転手はあなたの運転にイライラしながらも我慢します。
でも中には「あおり運転」という態度に出してしまう危険な運転手がいることも覚えておく必要があります。
他人をイライラさせてしまう運転とは
なぜ煽られたか理解してますか?
他人をイライラさせてしまう運転にはパターンがあります。
一定の速度で走れない
簡単なようですが出来ない運転手は非常に多いです。
スピードが40kmになったり60kmになったりでは後続車は迷惑します。何より渋滞の原因になります。
そんなことで?と思った方は要注意です。
あなたの車は性能が良くてアクセルをちょと踏めばすぐにスピードが回復するかもしれません。でも大量に荷物を積んだトラックはどうでしょう?60kmに戻すまで思っている以上に時間がかかります。
高速道路のあの長い渋滞の原因の多くは上り坂でスピードが落ちてしまうことです。
先頭車両のちょっとした減速が何十分後には渋滞になってしまいます。
とにかくマイペース
一見すると問題なさそうですが、ちょっと考えてみてください。
周りの状況見えてますか?前に車はいますか?後続車は何台ありますか?横に並走している車はありますか?どの車線走行してますか?
ルールはもちろんですが、運転は譲り合いです。
後続車のスピードはどのくらいでしょう?気にすればわかります。もし急いでそうな車がいたら道を譲ることも必要です。
隣に並走する車があれば速度を変え、並んで走らないように注意しましょう。
ボーリングでは隣の人と同時に投げるのはマナー違反です。それに似ていますが、並走してしまうと後続車の迷惑になってしまします。
強引な割り込み
相手から見て強引な割り込みにならないように気をつけましょう。
後方から前への車線変更より前から後方への車線変更が理想です。
また車線変更後すぐに減速するようなことにならないタイミングで入ることが大切です。
ながら運転(気づかない)
そもそも煽られているのにさえ気が付いてないドライバーもいます。
スマホを操作しながら、とか化粧しながらなどが考えられます。
「なんかフラフラしてスピードも不安定だな」と感じた車両は大抵このパターンです。
とっても危険ですので辞めましょう。
また同乗者とのお喋りに夢中になりすぎて周りが見えなくなる場合もあります。
あおり運転に付き合っては絶対にダメ!
残念なことに、あなたが気をつけても「あおり運転」をしてくる輩は必ずいます。
人は自分は悪くないと思うと対抗したくなってしまいますが、それでも相手はしない方が良いです。
「君子危うきに近寄らず」です。
などの行為は同じ危険運転です。
絶対に辞めましょう。
あなたが思いっている以上に「おかしな運転者」は現実にいます。
最近では信じられないあおり運転の映像が毎日のように配信されています。
ではどんな対策が効果的なのでしょう?
車を買い替える
あおり運転は相手を選んで仕掛けてきます。
といっても運転者を見ることは出来ないので車で判断されます。
情けないことに言い返して来なそうな相手を選んでいるのです。
窓が真っ黒で中の見えない大きなメルセデスを煽っている光景は見たことがないですよね。
特に営業車(会社の看板を背負っている)やファミリーカー、軽自動車が対象になる場合がほとんどです。車を買い替えることは鉄壁の予防ですが再現性は低いですね。失礼しました。
ドライブレコーダーの設置は必須
今は一般人の煽り動画がニュース番組で取り上げられる時代です。そのため「あおり運転」の運転者はSNSなどに投稿されることを嫌います。外側に向けカメラを設置することで録画してますよーとアピールになり、あおり運転予防に効果があります。更に万が一の事故や被害が起きてしまった時のためにドライブレコーダーは必須と言えるでしょう。
「あおり運転」に対応するには必ず後部カメラ付きを選んで下さい。抑止力にもなり効果的です。
ドアーは絶対に開けない
運転手が降りてきても自動車のドアーは絶対に開けず直ちに110通報してください。
この時点で相手の運転手は110通報を察し、怒号を放ちながらも去っていくでしょう。
余裕があれば相手のナンバーを控えましょう。ドライブレコーダーが設置してあれば証拠としてSDカードを抜き保管します。
「あおり運転」対策まとめ
「あおり運転」はとても危険な行為です。今回は事故もなく済んだかもしれませんが、一歩間違うと悲惨な事件や事故にも繋がります。
煽られる側にも原因はありますが、だからと言って煽り行為は許されません。煽り行為が常習化して当たり前になっている輩もあなたの家族が煽られ、怖い思いをしたらどう思うでしょうか?
決して「よくあること」で済ませてはなりません。自己防衛として、また気持ちよく自動車を利用するためにも運転マナーを理解し、やさしい運転を心がけましょう。