新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が1ヶ月程度延長する方針が決まり、タクシー運転手として苦しい状況が続きそうですね。

 

今回は以前紹介した緊急小口資金の次の対策として総合支援資金申請の手順を解説します。緊急小口資金がまだって方はこちらから先に申請する必要があります。

 

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総合支援資金(生活支援費)とは?タクシー運転手でも受けられるの?

総合支援資金とは新型コロナウイルス感染症の影響を受け、収入の減少や失業等により生計維持が困難となり、生活再建までの生活費を必要とする世帯への特例貸付です。主に失業された方向けとなっており、現任タクシー運転手でも受けられるのか気になってる方が多かったようですが、結論をいうと受けられる可能性は十分にあります。

 

ポイントは低所得世帯と認証されるかですが、世帯人数にもよるので確認してみましょう。また原則として、連帯保証人が必要ですが立てられない場合であっても申請は可能です。

 

総合支援資金(生活支援費)

【対象】 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、収入の減少や失業等により生活に困窮し、 日常生活の維持が困難になっている世帯

【貸付額】 世帯人数2人以上:月額20万円以内    
単身:月額15万円以内
貸付期間:原則3か月以内(送金は、1か月ごとの分割交付)
・据置期間 1年以内
・返済期間 10年以内
・連帯保証人不要、無利子
※本資金は、緊急小口資金(特例貸付)と同時に貸付けることはできません。

【申込先】 お住いの区市町村社会福祉協議会

【必要書類】 お申込みにあたっては、以下の書類等をご持参ください。
(1)本人確認書類(健康保険証、運転免許証、パスポート、住基カード等)
(2)住民票の写し(世帯全員が記載された、発行後3か月以内のもの)
(3)預金通帳(申込当日までの記帳を行うこと)
・新型コロナウイルス感染症の影響で減収したことが確認できる通帳
・税金・社会保険料・公共料金等の支払いが確認できる通帳
(4)失業・離職等の場合は、それが確認できる書類(離職票、廃業届、源泉徴収票等)
(5)実印と印鑑登録証明書
(6)印鑑(銀行印)
(7)その他、社会福祉協議会が指定する書類

【受付期間】令和2年3月25日(水曜日)から令和2年7月末日まで(予定)

 

総合支援資金の対象世帯

失業者等、日常生活全般に困難を抱えており、生活の建て直しのために継続的な相談支援(就労支援、 家計指導等)と生活費及び一時的な資金を必要とし、貸付を行うことにより自立が見込まれる世帯であっ て、次の(ア)~(カ)のいずれの条件にも該当する世帯。

(ア)低所得世帯であって、収入の減少や失業などにより生活に困窮し、日常生活の維持が困難になっていること
(イ)借入申込者の本人確認が可能であること
(ウ)現に住居を有していること、又は住宅支援給付事業における住宅支援給付の申請を行い、住居の確保が確実に見込まれること
(エ)実施主体及び関係機関から、貸付後の継続的な支援を受けることに同意していること
(オ)実施主体が貸付及び関係機関とともに支援を行なうことにより、自立した生活を営めることが見込まれ、償還を 見込めること (カ)失業等給付、職業訓練受講給付金、生活保護、年金等の他の公的給付または公的な貸付を受けることができず、 生活費を賄うことができないこと

※低所得世帯とは、直近3か月の収入の平均が低所得世帯の収入基準(H24年度の場合、単身:177,000円、2人世帯:261,000円、 3人世帯:319,000円、4人世帯376,000円、5人世帯411,000円)以下であるか、または「住宅支援給付対象者証明書」「住宅支援 給付支給決定通知書」のいずれかが発行されている世帯です。 ※失業給付および年金については、借入申込者以外の世帯員の方が受給している場合に、貸付対象となる場合があります。

 

特別貸付【総合支援資金】を受ける手順

本当に困っているのなら早速電話

東京都区市町村社会福祉協議会の電話番号一覧はこちら。毎日1500件ほどの問い合わせがあるようですが、1回で繋がりました。

 

以前に緊急小口資金を利用しているかの確認

まず最初に確認されます。緊急小口資金振込み完了後の対策になります。

 

 

窓口申請か郵送申請かの確認

借入申込書、借用書、本人申込書等の書類を窓口に取りに行くか、郵送してもらうかの違いです。取り敢えず郵送で送ってもらうのが楽です。

こんな書類一式が送られてくるので記載事項を記入します。全ての書類に記入例が付属しているので助かります。わからないところは電話で聞くか、窓口に提出する時に書きましょう。郵送申請は書類に不備があった場合は、貸付が出来なかったり時間がかかる場合があるので提出は窓口がおすすめです。

 

提出書類を揃えて提出

先の緊急小口資金で揃えた提出物がほとんどで新たに用意するのは印鑑登録証明証くらい。あと審査は多少厳しくなるようなので減収が確認できる通帳や給料明細などは多めに用意した方が良いとのことでした。

 

総合支援資金を申し込まれた方へという通知が届く

1週間程度で初回送金予定日が記載された通知が届きます。2回目以降の送金は毎月20日ごろの送金との記載がありました。この時点で貸付が認められたことになります。貸付決定通知が交付されるとありますが実際には届きませんでした。

 

総合支援資金 まとめ

総合支援資金は社会福祉協議会の緊急小口資金を受けた後の対策です。そして返せる見込みのある方へ向けた支援資金となります。もちろん貸付金を他の負債や滞納の返済に充てることは出来ません。

現在タクシー運転手の申請も多く貸付が決定したという情報も増えてきました。現在収入が激減して困っている、緊急小口だけでは足りない不安だという方は申請を考えてみると良いかもしれません。

 

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