コロナショックを受けて就職氷河期の再来と懸念される今後ですがタクシー業界においては需要の低下をよそに積極的な採用をしています。他にすぐ稼げる仕事もないし、手取り30万円になるならタクシーやってみようかな?という方が増えているのでしょうね。
手取り月収30万稼げるというのが転職を決める条件になる方が多いのではないでしょうか?僕も初めは手取り30万円になることを期待し始めました。当時は思った以上稼げて驚いた経験もあります。ではこれからタクシーを始めて手取り30万円稼げるのか現役のタクシードライバーが本音で解説します。
【結論】手取り30万円は相当厳しくなった
2020年4月以降手取り30万円の壁は相当厳しくなっています。手取り30万稼ぐには月収40万円ほど必要です。月収40万円稼ぐには売上60万円必要になってきます。売上60万円を12勤務(隔日勤務)で稼ぐとなると1出番5万円平均です。
そして今のタクシー売上平均は
35,000/日 ほどです。
タクシー会社の募集や転職サイトでは月給40万円以上や、50万円可能などその魅力を謳っている情報が多く見られます。そりゃ〜歩合制なんだから中には月100万円売り上げて給料60万越える人だっているのは確かですが、現状は相当厳しいです。
空車が増えて客の取り合いになっている
新型コロナウィルス流行に伴い空車のタクシーが目立って増えました。そこで起きてしまうのはお客の取り合いです。特に都心では少ないお客様を取り合う殺伐とした光景をよく目にします。タクシーの仕事は椅子取りゲームみたいなもので誰かが稼げていれば誰かがふるい落とされています。運転手みんながが稼げて幸せという時代はとっくに終わっています。
タクシー初心者でも稼ぐ人は稼げている
売上げ平均はあくまで平均です。頑張って仕事する乗務員もいれば、諦めて早上がりしてしまう乗務員もいます。タクシーの仕事はサボろうと思えばサボれる仕事ですし、当日欠勤も一般の会社ほど厳しくないので、休みがちな乗務員が少なからずいます。そんな方を含めての平均です。真面目にやれば初心者でも平均以上の売上は見込めます。
12月度成績 12乗務
(税込)売上 941,620円
(税込)平均 78,468円
平均回数 34回
平均走行 334km
平均実車 164km
実車率 49%今月度は6万以下が無ければ9万以上も無いという感じで、自分が目指してきた安定感のある営業ができたので良かったてす。欲を言えば一日くらい9.10万行きたかったですね😝
— たく兄ぃ@2年目 (@Tokyotaxi62) December 16, 2020
手取り30万円は上位の10%
12月終了
25出番
抜き1,005,210円
429回
285H
走行距離5,502km日平均40,208円
客単価2,343円
時間当たり3,527円
km当たり182円タクシー楽しいけど、いつまでもこのペースで出来ない気がする(笑)
見えない人も含め沢山の人たちの支えや応援を痛感しました。
Twitter始めて良かったです‼️— てっつ@都内タクドラ (@tettu_tokyo) December 16, 2020
【12月度の結果】
11/17 75k
11/19 51k
11/21 74k
11/24 58k
11/26 71k
11/28 41k
12/1 55k
12/3 74k
12/5 64k
12/8 66k
12/10 74k
12/12 53k
12/15 70kTotal 827k
Average 63.6k※抜き営収
自分の引き締めの為と、微力ながら会社の為になればと休業は取得せず
— DT1204 (@DT6162) December 16, 2020
個人的な体感ですが手取り30万円を達成している乗務員さんは上位10%ほどです。少し厳しめかもしれませんね。もちろん会社の給料体系にもよりますが大体こんな感じです。
例えば、勉強とかスポーツで上位10%に入った経験はありますか?もしあれば同じくらいの努力で達成できるはずです。タクシー運転手のお給料はその人個人により様々なのでいくら稼げるよ!とは言い切れません。自分の特性と、やる気、頑張れる範囲を見極めて挑戦するしかありません。